真の禍を祓う四つの面々
悪疫退散と五穀豊穣の象徴。激しい太鼓の音に合わせ、大口を鳴らして這い回り、世のあらゆる「禍」を噛み砕き、魂を清め去る、排禍ばやしの要。
円満と福徳をもたらす笑みの面。緊迫した神事の空気を和らげ、優美でゆったりとした舞によって、荒ぶる神々や土地の邪気を優しく宥め、鎮める。
神の使者であり、豊穣を司る霊狐。鋭く俊敏な動きで四方を睨み、お囃子の速拍子に乗って、物陰に潜む目を目に見えぬ細かな妖気を暴き出し、追い払う。
火を護り、笑いを呼ぶ道化の面。滑稽で不規則な動きで観客を沸かせながらも、その愉快な「陽気」の力で、暗い「陰の禍」を根底から吹き飛ばす特異な役割。